進学塾なら早稲田アカデミーの口コミ『早稲田アカデミーの合格実績 』進学塾なら早稲田アカデミーの口コミ

この宣伝は全くの嘘とは言えませんが、グレーに近いものがあります。

早稲田アカデミーホームページに書かれている「高校進学塾「合格力」ランク総スコア3年連続第1位！！」は、読売ウィークリー2006年4月16日号「06入試実績速報 高校進学塾ベスト28「合格力」スコアでみる「実力塾」」を基にしています。

正確には、「高校進学塾「合格力」ランク私立・国立首都圏第5位」です。
第1位なのは、「総スコア」（決して、合格力ランクの総合順位ととらえないで下さい。）です。

これには、カラクリがあります。

「合格力ランク」とは、読売ウィークリーが毎年算出している独自スコアです。開成高校は25点、慶応義塾女子高校は23点などと、「難易度に応じた各学校のスコアと合格者数を掛け合わせた総スコアを、塾生数で割ることで、塾の規模の大小に関わらず実力の度合いが分かるようになっている」（2006.4.16号から引用）ものです。
つまり、早稲田アカデミーが第1位と宣伝している「総スコア」とは、「合格力」を算出するための元データに過ぎず、もちろん重視されるべきデータは「合格力」です。

突然ですが、ここに2つの塾があります。
どちらの塾のほうが、良い塾でしょうか。
A塾：「○○高校10名合格」
B塾：「○○高校5名合格」
単純に数で考えるとA塾です。これが、「総スコア」の考え方です。

これに、1つ条件を加えます。
A塾：「○○高校50名受験中10名合格」
B塾：「○○高校10名受験中5名合格」
こうなると、5人に1人合格と、2人に1人合格と、B塾のほうが良い塾になります。大雑把に言うと、これが「合格力」の考え方です。

合格者数が多いほうが見栄えは良いですが、それでは真の実力塾とはいえないと言うのが、記事の狙いです。
「総スコア」は合格者数、「合格力」は合格率と、数と質の違いです。

つまり、「高校進学塾「合格力」ランク総スコア3年連続第1位！！」と、「合格力」と「総スコア」を並列して記載することが、適切ではありません。
「総スコア」と聞くと合格力ランクの総合第1位かのような錯覚を受けてしまいます。
記事にも、「総スコア」が「合格力」であるとの記載は一切ありません。

早稲田アカデミーは、「合格力」を隠して、あたかも「総スコア」のみが記事に書かれた順位かのように宣伝しています。

ちなみに、私立・国立首都圏「合格力」の1位から5位まで挙げると、
1位：川崎予備校
2位：SAPIX中学部
3位：Hi-STEP
4位：誉田進学塾
5位：早稲田アカデミー
です。

是非、原文を読まれることをオススメします。

2021年では早稲田アカデミーが合格率合格者数共に1位ですよ

上記のたくやさん
合格率が5位と何故わかりますか
胡散臭い