啓明学園中学校の口コミ『2013年卒今思うこと 』啓明学園中学校の口コミ・評判がわかる学び＆おけいこ　口

インターネットでの口コミを見るより、直接生徒や先生方を見られると良いかと思います。

啓明は、帰国子女が多く、様々なバックグラウンドを持った生徒が通う、珍しい学校でした。
生まれも育ちも日本の私は、英語や、フランス語、スペイン語、ポルトガル語などを同学年の友人が流暢に話しているのを見ては、単純に羨ましく思っていました。

帰国子女の友人の苦労は、想像の域を出ませんが、
言語はツールでしかなく、言葉がわからなければジェスチャーや英語で話す工夫など、コミュニケーションを取る方法を彼らは身をもって体得してきた事が、彼らを大人びたように見せていたのかもしれません。

啓明に入学して良かったことは、日本という難民や外国人労働者の少ない島国に、私たちは住んでいるのだとわかったこと。テレビに出てくる、紛争地帯に友人がいるかも知れないと思い、他人事ですまさなくなったこと。自然の移り変わりの中で育ち季節が好きになったこと。英語がポロっと出てきたり、たまに英語の本が読みたくなること。


啓明生は、個性的と言われることが多いです。
そこには、良い意味もあり、一般とは違うという悪い意味も含まれると思います。
その中で育った私たちは社会に出てから、戸惑うこともあります。
個性が強いゆえに、我が強く、世間知らずな所があります。
啓明の居心地の良さに甘え、啓明生同士で会うことも頻繁にあります。
しかしながら、私は、これから社会に出ていく上で、そんな仲間に出会えたことは、自分の人生を強く支えてくれていると感じています。
12歳から18歳という自己形成の時期を共に過ごした仲間は、
これから先に出会うであろう人々とは、全く異なるカテゴリーのものでしょう。


と、ここまで書いてきましたが、これを読んで下さっても
要は自分の人生、子供の人生、ネットの口コミを見るよりも、自分の目で見て判断した方が後悔しないと思います。
気に入れば縁があったということですし、
気に入らなければ、縁がなかったということです。
どうかご自分の納得するまで、悩まれると良いかと思います。
ありがとうございました。 なっとく！ いまひとつ この記事を違反報告する