東京学力会の口コミ『難関大学は何が良い？ 』東京学力会の口コミ・評判がわかる学び＆おけいこ　口コミ,掲

　旧帝大・東工大・一ツ橋・医学部という一番難しい部類の大学・学部と、その他の大学では何が違うのかについて、僕が考える点を紹介します。


１）いる人間の平均的質
　東大・医学部が抜きん出ていている印象を受けます。実情を知らない人は意外かもしれないのですが、東大にしろ医学部にしろ、勉強一本の人は少ないです。部活に打ち込んでいたり、音楽をやっていたりします。しかも、その分野で活躍しています。特に女の子は、その傾向が強いように思えます。こうした、個人技の能力は平均的に高いという印象を受けます。中高は何かの部活をやり、何らかの分野で賞を貰ってきた経験があると思います。
　ただ、外的な関係（つまりは相互関係）での能力は、一定水準以上の集団の中では『デキる人』や『デキナイ人』の比率は一定かなという印象も受けます。


２）ネームバリュー
　僕が重要だと思う事は、「看板をどこまで利用できるか？」です。僕が難関大学の一番の利点は「学生時代における看板の力」だと思っています。割のいい塾のバイトができるだとか、女の子にもてるだとかしょーもないレベルのことではありません。
　難関大学に在籍していると、教授や企業の経営者などの活動的な人に会うことが可能となりやすいです。然るべき連絡を取り、会いにいける距離ならば簡単な挨拶をする、または適切な人に紹介してもらうなどが求められますが、学生時代にしか出来ないだろうことが実現可能です。初めからスペシャリストを目指すのであれば必要のないことかもしれませんが、広い分野で活躍するプロフェッショナルになろうとすると、興味深い体験が出来るはずです。僕自身、シニア層中心で運営される特徴ある町工場の社長さん、大きな責任の取れそうな政治家さん、海外医療援助をテーマとしている教授やその知人…などなど、かなり実になる出会いでした。
　ただし！　会いに行くのであれば、会いに行く理由及び目的を明確にし、最低限必要となるだろう知識を身につけている事が求められます。結局、受験時代に自立した学習がある程度行えていた場合、それを発展させるのはそれほど難しくないです。そして、そういったことを実現できる能力のある人の割合が相対的に多いのが難関大学ではないかなと思います。
　難関大学ではない人でも心配する必要はないです。自分がその一人になればいい。簡単なことではないかもしれないけれど、ある程度なら訓練次第で身につくと思います。


３）職業選抜
　確かに、一部の大企業には難関大学の卒業生を採りたがる傾向があります。さらに一部の企業（トヨタ自動車など）では、東大卒業生がキャリアコースをほぼ独占していることもあります。ただ、難関大学卒業生の中でさらにふるいにかけられることも忘れてはいけないだろうなと思います。しかも、それらの企業に就職するのがベストかという疑問もありますからね。オマケ程度に考えるのが良いかと。


　上に書き忘れたけれど、難関大学の一つの大きな特徴は有能感だと思う。
　良くも悪くも受験と言うゲームに勝ってきて、やればできるという有能感を持っている人が多い。それ自体は否定しない。実際に挑戦してみるきっかけや、後に繋がる挫折の経験を乗り越える助けになるかもしれないから。 なっとく！ いまひとつ この記事を違反報告する