投稿者:東京学力会への良い口コミ さん
14/09/27 02:20
数ある選択肢の中で何故東京学力会を選んだのか。それは単なる偶然だとしたら、自分は幸運だったと思う。今となっては他のルートを進んでいる自分を想像できないということもあるが、これで良かったのだと正直に思う。
東京学力会という場を経た過程で自分の中で何が変わったのか、言葉にするには漠然とし過ぎ、また細々とし過ぎて言い表せない。一つだけ絞り出すとしたら、自分を認識するようになったことではないか。東京学力会だからという事では無いが、完全な集団を作るでもなく、かといって全く孤立するわけではなかった。人とはある程度の間合いを置いて接し、それを否定されることもなかった。ディープな関係を作ろうと思えば作れるし、人と疎遠になることも容易だった。そういうことは別の所でもいくらでも可能なのだろうが、僕には東京学力会だった。そういった立ち位置にいることで自分がどういう人間であるか意識することができたし、人との繋がり方を考えることも出来た。そのスタンスの取り方が完成したかというと全く出来上がってはいないが、きっかけになったことは大きなことだと思う。自分がどういうものか気付かなければ、相も変わらず自分は子供だったろう(かといって今だってろくなもんではないが)。
入塾当初、大学に進学するという前提条件はあったものの方向性も定まらず、しかもガキンチョだった自分に東京学力会はたくさんの人との交流できる場を用意してくれた。僕にとってはSRが主な場で、進学の方向性を定める助けになったし、いろいろな人と知り合えるきっかけになる場だった。チューターやスタッフのみならず、SRに集まってくる人達はとても個性的で、SRの時間内でも面白い発言をしたり、自分では考えも及ばないような見方をしていたり、深い知識を持っていたりする事に結構驚かされた。かといって自分もそうあらねばならないなんて気負う必要なんて無く、それらを参考にさせてもらったり、話をする中で新たな関心事も生まれた。もちろんSRそのものも現代社会の見過ごされがちなことに目を向けさせてくれたり、大勢で何かを作ったりする中で自分の物事に対する姿勢を再確認させてくれた。自分から何もしなければ何も起こらない、何もできないというありふれたことを教えてくれた。いろいろ滑稽なこともした。時間も浪費したことは否定しないが、時間と空間が育ててくれるということもあるだろう。どこか、のんびり焦らず行けばよいのだ、その中で進んで行ければ良いのだとそういう風に捉えている。
その後、大学に進学という経過を経たが、僕にとってSRは起点で、発射台にもなってくれたのではないかと思う。周りを見定められず、ただ生息しているだけではどうしようもなかったと思う。あのままただ大学受験をしようとしても何もしたいこともないし何も関心のもてることはなかったのでは間違いなくまたドロップアウトしていただろう。東京学力会を経たことで車輪を得、推進力を得られたのではないか、そう思う。
なっとく!
いまひとつ
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