『センター数学ⅠＡの実戦解法』東京学力会の口コミ評判掲示板

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[00091472] センター数学ⅠＡの実戦解法

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投稿者：東京学力会へのお得情報さん

14/12/10 05:43

数学では、問題の題意を読み取ることが非常に重要になる。たとえば、2014年の第4問「場合の数・確率」の問題を見てみよう（図1）。「サイコロを投げ、出た目に応じて図の1～6の矢印の方向に１つ移動する」という設定だ。
　途中省略するが、この問題の（4）では、Aを出発し、6回移動してDにいる移動の仕方について考える。設問では、1、2、6の矢印の向きの移動を含むものが、それぞれ何通りあるかを求めるのだが、ここで注目すべきが、「下方向の移動量」だ。4の方向を＋1の移動量とすると、1～6は図2のように表すことができる。
　1を含む場合は、残り5回で＋5進まなければならない。つまり、5回とも4の目を出さなければならない（６通り）。一方、2を含む場合は、残り５回で＋4.5進まなければならないので、＋1が4回、+0.5が1回になる。ただし、同じ＋0.5でも、左右の動きから３ではなく５とわかるので、6回の中で2と5が1回ずつ、残り4回が4になる（6!÷4!=30通り）。また、6を含む場合は、2を含む場合の左右逆バージョンなので、同様に考えて30通りになる。
　この問題では、「下方向の移動量」に注目することで、出題者の意図が見えてくる。試験本番まで残された時間で、「この設定は何を意味しているのか」を読み解きながら解答するトレーニングを積んでおこう。

新課程となる2015年、数学I・Aは問題構成が大きく変わることが予想されるので、過去問1年分を60分で解く練習はあまり意味がない。時間配分の練習には、模試や市販の予想問題集などを利用しよう。過去問には大問別に取り組み、とくに「場合の数・確率」、「図形と計量」については、旧課程と旧旧課程の本試・追試まで、すべて解いてみるといい。なっとく！いまひとつこの記事を違反報告する