72 人中、43人の方が、「なっとく」のレビューです。
3:コスト感
1年で卒業でCGを学ぶのは調べた限りここだけだと思います。
ただほんとに駆け足なので、余裕が少ないのと
自宅のパソコン環境は個人個人なので、自宅のパソコン環境を
グラフィックボードを組んだ学校PCと同等にする必要はあることから、
更に上乗せ感はあると思います。
2:講師
正直メインの講師の意識が高すぎると思いました。
CG基礎と映像表現論をトータルで教えようとするあまり、
中途半端なので少ない授業回数に響いてしまい、
結果生徒によって格差が大きくなってしまったと思います。
映像特価コースとか、モデリング特価コースとか、部門分けが
いると思いました。
2:授業
1年故なのですが、1回受けられないと格差が広くなりがちです。
教室内のPCで録画が見れますが、それも教室PCでしか見れません。
恐らく外に漏れるとそれで外部が学ぶのを補完するための対策だとは思いますが。
2:スタッフ対応
時々連絡の遅れがありました。
就職担当は基本1人しかいないのも不安になります。
2:教材
廉価版のペンタブレットとか分厚い教科書をもらいますが、
家用想定なのか授業ではそれらは使いません。
ただ学費に含まれているのか、MAYAの3年間学生使用は活かせるので
家庭にMAYA環境が持ち込めます。
月々使用量を支払って買い切りがない、ADOBEクリエイティブクラウドは
個人個人なのが地味に痛手です。
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3D・VFXで1年間授業を受け、所謂投稿時期には卒業する者なのですが、
今後ここの学校をCGで考えている方向けに記載致します。
まずキーワードでまとめるなら
『パソコン基礎の中〜上級者向け(既にCGやってた人なら特に有利)』
『最終的にやることは映画(3D映像)or彫刻(3Dモデル)を
一人で仕上げるレベルの仕事量』
『センスが最大の格差』
の3点だと思います。
要するにこの学校以前からパソコンか芸術活動を
個人レベルでも熟したことがあれば、十分に応用して
最低限CG(主にMAYA。3dsmaxは4回ほどと少ない)の基礎は授業形式で
学べるのですが、逆にそういった接点が全く無いまま、
簡単な試験(プロフィールのコラージュ課題)を終えて1年間の学費を
払っただけで入る方も多く、結果そういった方はついて行けずに
消えてしまうというパターンが全体の3分の1か半分は見受けられました。
これは正直如何なものかと思います。流石に脱落が多すぎるかと。
それで3点がポイントな理由は、自己管理制作する内容があまりにも多いためです。
点と線で立体を作って、マッピングこと2Dの色画像を用意して、光加減やカメラアングルを整え、撮影(停止画・動画両方込み)と加工する動画ソフト(アフターエフェクト)。更に動画の効果音をフリー素材で探して調整をやるというのは一般的に見てもかなりの物量だと思います。
そのためほぼ映画で言う監督か全個人制作による映像みたいな
技量がいるレベルでした。
これらをプロ化想定で全部教え込むので、最終的に技量とセンスで
生徒達にものすごい格差が生じていました。
私も教わったソフトは未だに全部は使いこなせません。
2個ほど諦めたソフトもあります。
一応授業の録画はありますが、これもその年の授業は外に持ち出して
見れないので、しょっちゅうオープンしている学校とはいえ限度があります。
そして続けたとしても個人個人の仕上げる格差が3DCG故に最も
表現の中で激しく、3回存在する定期課題も3ヶ月毎の制作と慌ただしいために、
副業的な合間に授業で学んで制作というのがかなり困難です。
これは一応事前に見学でも警告的に話されるとはいえ、現に私も
1年間は結局短期バイト以外学校に集中していました。
そんな中で教える教師を中心に優先されるのは、
学校以前からCGや美術をやる方への優遇っぷりで、
ある先生は教える生徒毎に美大出身か否やなどを一々問いてました。
これは正直失礼でしょう。差が開くなら最初から『セミプロ向け特進コース』と
『基礎講習』とか、よりクラス分けをするべきです。
ハードルばかり上げて、人によってゴールはそれぞれになるのに、プロや就職
最優先で並べてしまうために、結果卒業制作は物量やプロのマネが多い人ばかりが
東京本部のコンテストや就職優先のコースに持ち出されてしまうので、
残りの人達は『就職担当いるし各自で頑張れ』という適当な放置が目に見えるので
如何なものかと。
こういう派手なクオリティじゃない人達向けの待遇も必要だと思います。
まあこれは他の専門学校もそうかもしれませんが、作る環境のハイスペックパソコンや仕事から専門性が高くしかも手間もかかり、更に芸術性センスが最も問われるので、パソコンがメインじゃない芸術やアナログなスキルのようなフットワークとも違い、応用は意外と効かせにくい現状でした。
私も正直他の方のレビューみたいに不満も沢山ありますがキリがないので、
総括するとすれば、通して授業を受ければ3Dソフト基礎のMAYAと
ADOBEのアフターエフェクトの両者基礎が必ずモノになります。
ただそこから先は完全に人によって全く異なります。
それを覚悟で挑めば基礎スキルはものにはなるでしょう。
日本にどうしてピクサーみたいな世界的な3DCG(特にアニメ)の
大ヒット映画、名ブランドが生まれないのかは、ここの授業とその内容を知れば
納得すると思います。
やはり敷居は高いのに、この学校は入り口の敷居が低く、期間も1年は
仕方ないとはいえ短すぎました。
ただ初心者には厳しいですが、これから数年でソフトが使いやすくなり、
劇的に環境が変わる可能性もありえます。