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日本学力振興会
 投稿者:国語のモデル問題 さん
19/07/04 11:20

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相異なる立場から書かれた/発言された複数のテクストを読み、情報を統合・整理する中で、相違点(議論の対立点)を明らかにすることは、新テストの国語だけで求められることではありません。

グローバル社会であろうと、イノベーションを起こすべき研究室でも、地域のコミュニティを支える活動でも、「協働で課題解決に取り組む場での言語活動」 は欠かせないものであると考えると、モデルで示された「共通テストで測ろうとしている学力(能力・資質)」 も腑に落ちます。




協働で課題解決に当たる場では、互いの言い分を正しく理解し、共有できる価値を確認するとともに、議論の対立点(=論点)を整理し、双方の満足が最大化する「落としどころ」 を探していくことになります。

第2問が設定したのは、契約書を典拠に不動産会社との争点を解消しようとする場面です。

こうした場面も経済活動や社会生活を営む上で不可避であると考えれば、この題材も、「実際的な言語能力を試す」 という趣旨に照らし一定の合理性を備えていると評価できるかもしれません。




今回提示された国語のモデル問題は、今後の学校教育が目指す国語力の方向を示すものだと思いますが、その意図するところを理解しようとするなら、
協働で課題解決に当たる場面での言語活動
その言語活動を成立させるための思考力・判断力・表現力
という2つのキーフレーズを念頭に置く必要があるのではないでしょうか。

モデル問題は、国語のものではありますが、上記2つのキーフレーズで考えてみると、同じフレームを使いながら、題材を変えるだけで別教科の問題に仕立て直すのは十分に可能だと思います。

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