塾・学習塾・進学塾の栄光ゼミナールの口コミ『正直・・・ 』塾・学習塾・進学塾の栄光ゼミナールの口コミ

偏見を持たれても仕方のない状況ではあります。
教室により、もっと言えば教師により指導方法が全く異なる状況ですから。
多くの方が指摘される通り、栄光の講師はほとんどがバイトです。
バイトの中で経営的な目線を持っている方がチーフとして、月3000〜5000円ほどのチーフ給をもらって、リーダー的役割を担っています。チーフも大学生ですから、新入講師の教務を手とり足とり教える余裕はありません。正社員は事務作業は非常に多いので、もちろん新入講師の教務指導はできません。そして、教室としては月例ミーティング、栄光全体としては、ＱＣ研修などがありますが、月例ミーティングでは教務指導が行われている場合はあれ、ＱＣ研修は「生徒とのかかわりで感動した話をすること」など、もはや意味のわからない研修になってしまっています。


さらに驚いたことに、栄光には授業のアンチョコがありません。
正高校受験の英語、数学なんかはまだ良いんですが、中学受験の理科となると、素人大学生には非常にきつい、というか過去問研究も満足にしていない大学生には無理です。
普通に考えて、大学生が自分の時間削って、過去問研究、学校研究しないですよね。膨大な時間がかかりますし。

私は、今年栄光でバイトして三年目ですが、去年、受験学年を持つにあたって過去問研究に膨大な時間をかけました。指導方法も、生徒が暗記するではなく、理解する授業を心がけ、毎週の授業を１時間は延長して行い、生徒ごとに過去問の面倒をみ、質問対応をし。。。
授業は８時３０分には終わるのですが、大体１０時３０分までは平然と残ってました。二時間分は当然無給です。
正直、給料度外視で教務指導や準備に時間をかけないと、講師の方も物にならないのです。
これでも、私の場合は、特に優秀な講師の方に毎週指導をしていただく機会があったので、ずいぶんと効率的に教務の実力をつけられたと思います。
去年は、週２日しか授業が無いのに、週３〜４日は栄光にいました。

こんな状況なので、栄光に給料を期待してバイトする人はものの一か月で辞めます。仕方のないことです。栄光には教務研修システム自体がないので、自助努力でしか、教務力をつけられないのです。
正直、右も左もわからない状態で、いきなり集団授業を入れられると、生徒も講師も不幸でして、生徒は講師の言うことを聞かないわ、講師は自分の思うような指導が出来ないわ、親はブチ切れるわで、講師も辞めざるを得ないほどの精神状態に追い込まれます。
やる気があり、優秀で（偏差値的に高い大学ですと、早慶、マーチの講師が多いです）、真面目な先生も、この状態に追い込まれると、大体やめていきます。結果、講師がコロコロ変わるような、もはやお金を頂くに値しない授業が出来てしまうわけです。
本当ならば、せめて３カ月くらいはみっちり指導教科の教務をじっくり研修するべきだと思うのですが、研修と銘打つと個々に給与が発生するので、自分でやってね、と丸投げしているのが実情です。

三年目くらいまで勤める先生は、よほどチャランポランでなければ、大体がある程度の受験指導方法と受験知識を身につけ、授業料に見合うような授業はしております。いくらバイトとはいっても、ほぼ教務に専念して三年ですので、いっぱしの受験指導が出来るほどには成長しています。が、大学三年生、四年生は就職があります。栄光に就職するのはご愁傷なので、基本的には皆あまりシフトに入りたがりません。集団授業にしぼって自分の目の付けている学年にのみ指導するなど、週１〜２日の指導に限り、あとは大学で自分の勉強をするなり、資格試験の勉強をするなり、とバイトから自分のことに時間をシフトする時期です。
よって、個別指導においては、ベテランはあまり残りません。ろくな教務指導もできない新入講師が指導を行うことになります。それでも、講師にやる気があり、曲がりなりにも一年ほど担当するならそれはそれでいいのですが、途中で投げ出し始めると目を覆わんばかりの状況になります。
正直、プロ講師と言われる人も、この業界で仕事している以上、はっきり言って社会のはみ出し者や、社会不適合者みたいなものなので、あまり信頼は置けませんが、少なくとも彼らは決められた期間はキチッと指導しますし、給料分の指導はします。
バイトはそれが無いんですよね。指導力不足を補習などで補うならば、プロ講師以上の働きをする場合もあるのですが。。。

書いてはいけない部分まで書いてしまいましたが、栄光の実情はこのようなものです。あとは、他の方の回答で足るでしょう。

ただ、注意しないといけないのは、お子様の責任を全く考えないのは、それは違うということです。いくらバカな講師が教えようと、分からなければいけない一線があります。中学受験理科でいえば、天体、電流、てこ、浮力、水溶液などの分野が講師次第で全滅なのは仕方のないことですが、口から食べたものがなぜか肝臓通ると思っている、哺乳類や両生類を知らないなど、明らかに教科書に書いてあること、理解が教科書で十分足りることを全く理解できていないのは、それはなによりお子様の勉強不足です。バカな講師にやる気を削がれる場合もあれ、どんな最悪な状況でも少しは学ぼうという姿勢を持てていないと、どんなに優秀な講師に当たっても成績は伸びません。

そして、その姿勢は親の指導によってしか矯正できないです。
お子様と社会の問題などを少しでも話しあっているか、なぜ勉強しなければいけないのかを話し合っているか、少しは勉強を見てあげているか。全くわからなくてもいいので、お子様と一緒にノートを見ながら授業内容を理解しようという姿勢が少しでもあるか。時間が無いのであれば、時間が無いなりに、１日五分でもいいので、お子様と将来や勉強やニュースの話をしているか。
親のほんの少しの心がけ次第で、子供は勉強することは大事なんだな、もっと詳しい話を学びたいな、と無意識にせよ、少しは思うようになります。
それをどこまで伸ばせるかは講師の仕事なんですが。

長々と失礼しましたが、ここまでボロクソに書いておいてなお、栄光ゼミナールがすべて悪いとは申し上げません。お金を頂いている身であることもありますが、頂いている分はきちんと仕事をしている講師も多いのです。子供の言う「熱心」は表面のコミュニケーションだけを指している場合があるので信用できないのですが、しかるべき準備をきちんとこなし、授業に臨む講師もちゃんといるのです。決して全員と言いきれない所が悪いところなのですが。


最後に総括で「推して知るべし」と言うことで一言だけ。

自分の子供は栄光には通わせません。 なっとく！ いまひとつ この記事を違反報告する