投稿者:日本学力振興会への質問 さん
14/09/26 20:47
僕は偏差値60程度の公立の進学校に落ちて偏差値45程度の私立高校の特進クラス(1クラス分しかない)に通うことになりました。高校になってからのテストの結果が良く、成績は学年2位で文句なしでした。
僕は、このままの成績を維持して公募推薦(自己推薦)でMARCHなどの
有名大学へ行きたいなと思っていました。
(MARCH等の指定校推薦の枠は僕の高校はないといわれたので)
しかし今日、先生との懇談で推薦のことについて聞くと、「この高校の特進クラスの生徒は推薦を受けさせず、一般入試だけで受けさせることになってるから無理だ。」と言われました。
それでは納得いかなかったので理由を聞くと、
・推薦で大学行ったやつは大学の勉強についていけない。
・お前らには一般入試で合格して受験の厳しさを乗り越えて欲しい。
と言われました。
正直、ムカつきました。こんな理由で推薦の権利なしです。
しかし、例外があって、過去に特進クラスの生徒で英検準1級を取得して上智大学に公募推薦で行った子がいると聞きました。
ちなみに僕達特進クラス以外の生徒は入学時から勉強する気がない生徒が多いので一般入試は諦めさせ、誰でも入れるような大学へ推薦で簡単に合格させているようです。
僕には高校側が合格実績を上げようとしてるだけに見えて仕方ないんですが・・・
みなさんはどう思いますか?
これから推薦は諦めて一般入試に向けて勉強するべきでしょうか?
なっとく!
いまひとつ
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投稿者:日本学力振興会の質問への返信 さん
14/09/26 20:57
私立の高校では、「特別進学クラス」(名称はそれぞれですが)を設けるところが少なくありません。名門大学への進学を目指すという主旨で編成されたクラスです。高校入学時の成績でクラス入りを許可されたり、入学後の成績によって振り分けられたりします。
こうした特進クラスの生徒に対し、推薦入試やAO入試への出願を禁止する高校が、実は少なくないのです。生徒にとっては、進学の機会は多い方がいいはずですが、高校が受験自体を認めないのです。
こう書くと、「受験の厳しさが教育上、必要だと思っているからだろう。良い高校だ」と語る方も出てきそうですが、残念ながらそうではありません。
要は、高校の進学実績を伸ばすために、特進クラスの生徒には一般入試で「聞こえのいい大学」をたくさん受験して、合格実績の数字を築いて欲しいからなのです。
こうして進学クラスの生徒が一般入試であげた実績をもとに、大学から指定校制推薦枠を獲得します。その推薦枠を、進学クラス以外の生徒が使うのです。そのために「3.5以下の評定平均点は生徒につけない」という方針をとっている学校の話も聞きます。3.5あれば、多くの大学の指定校制推薦枠の出願条件をクリアできるからです。高校にとっては合理的な「役割分担」です。でも、本来の趣旨から大きく外れる実態であることは、言うまでもありません。
(高校の先生も、別に好きでこんな指導をしているわけではありません。中学生(中高一貫校の場合は小学生)の保護者や関係者から、「大学進学実績」という軸だけで評価されてしまう事情が、こうした指導方針の背景にあります。先生も気の毒です)
特進クラスを持たない高校でも、指定校推薦は微妙な使われ方をしています。
私もかつて、大学のスタッフとして「高校まわり」をしていました。自校のパンフレットを持って、高校の進路指導担当教員のもとに「うちへの受験を生徒さん達に勧めていただけますよう、よろしくお願いいたします」と挨拶に行くわけです。
その際、「うちから入学して欲しいのなら、まず指定校枠を持ってこい。でなければ話にならない」と言い放つ高校の教員が、結構いました。
貴校から私達の大学への進学者はこれまでゼロですので、指定校枠のためにもまずは1人でも進学実績をつくって……とお話すると、「同じ条件で、おたくのライバル大学は枠をよこしたぞ」と言われました。
少しでも多くの入学者を集めたい大学にとって、指定校枠は確実性の高い手段であり、同時に最後の手段です。そのことをわかっているのでしょう、高校と大学の間のやり取りは、高校優位になりがちです。
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