ヤマハ音楽教室(音楽)

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[00075423] 講師、制度、営業、全体に対して私見

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43 人中、29人の方が、「なっとく」の口コミです。

投稿者:pao さん

13/01/27 15:04

長文で失礼します。

小学3年から高校卒業、大人とヤマハで学びました。
最終的には音大へ行き、システム講師になった者の私見です。(現在は退職)

<講師について>
良否いろいろあります。私もグループ、エレクトーン個人、ピアノ個人と6〜7人くらいのヤマハの講師に習いましたが、以下、印象に残る先生について。

【大変満足】(システムおよび楽器店個人コース、演奏研究会兼務のA先生)
今までで一番納得の先生です。レッスンは瞬きももったいないほど、一挙一動、一言がためになります。課題の出し方も実力を引き上げるノウハウが満載。多くの生徒さんが全国/世界規模の演奏会やコンクールで活躍されてます。
私は大人になってから4年お世話になりましたが、10年分くらいもとを取った感じです。音楽に対する姿勢はもちろん、人格としてもすばらしかったです。

【まあ良い】(システムおよび楽器店個人コースのB先生)
自分の興味のあるとおり自由にレッスンを受けさせてくれたので、生徒本人が興味さえあれば伸びます。ただ、課題の与え方(レベルの引き上げ方)がもう一つなので、5級以上の壁を破るのは結構大変でした。人格的に良くできた先生で、その意味で長年ついていった部分が大きいです。

【残念】(システムおよび楽器店個人コースのC先生)
指導力は、地方ではまずまずなのでしょうが、個人的感情からレッスンを拒否されてしまい、先生の人間性やヤマハのあり方を疑う一件がありました。
以後、10年来の付き合いのあったその楽器店とは一切関係をきり、ヤマハミュージック系の教室へ移りました。

その後、人生最高のA先生に出会えたので結果オーライとします。


<楽器販売営業について>
残念な個人楽器店では、売らんかなの印象が強いですね。この教室の営業担当はこの人だから、他の人から買われてはこまる、というように(知ったことか!)。

ヤマハミュージック系は巨大店舗ということもあり、自分だけがターゲットにされる印象は弱い気がします。

ただ、これも経験からいうと、やはり、楽器なくして上達はあり得ません。
私も中学2年まで他社のドリマトーン1台だけが家にありました。それでエレクトーン教室へ通い・・・結果はお分かりですね。
中学3年でエレクトーン上級機種を買ってもらってからはグングン上達しました。

営業を毛嫌いされる方もおいでですが、
お金をかけてまで上達したいか、が一つの目安と思います。
上達のためには、いい楽器は不可欠です。
ただ、そこまでお金を投資する価値があるか?人によって天秤は違います。30万でも高い、という人もいれば、200万でもやむを得ない、と考える人もいるでしょう。

事実、グランドピアノはC3だって満足いかなくなるかもしれません。
エレクトーンなら、仮に3級受けようとするのにステージアスタンダードとかEL500とかでは厳しいですよね。

営業の人が近づいてきても、怪訝な顔をせず、機種ごとの修理不具合の特徴とか、
防音についての知識、レッスン進度との兼ね合い・・・楽器選びの参考になる話を聞き出すことも必要かと思います。
その後、手持ちの楽器の修理について懇意にしてもらえたり、良い関係を築くこともできます。

私も、そうしてなんとなく関係をつくっておきながら、いざエレクトーンを買おうかなというときには徹底的に試弾やサービスしてもらったり、特に修理では結構いい対応をしていただきました。
逆に、ピアノ購入時は、他社の音が気に入っていますといってお断りしました。


講師、楽器選び、すべてにおいて、選択権は生徒さん=お客さまにあります。
あまり遠慮せず、納得いかない指導(先生)だったり、営業戦略に付き合う必要はありません。ドライに割り切りましょう。

最終的には、ご自身が納得いく楽器の買い物ができて、納得いく指導をうけられる環境をどれだけ見つけ出せるか、にかかっています。
他の楽器店に目を向けることも、ありなんです。


<システムの教材について>
教材は非常によくできています。断言できます。
これだけの数の、音楽的な音源を、自ら探し聴くのは不可能。
ただ、著作権の問題で、ヤマハ特有の選曲になりがちです。
一般的に世界の民謡とか、クラシックの名曲のエッセンスとかはよく耳にすることになるので、それが音楽的な底力になります。

大人が聴くようなクラシックのちょっとこだわった曲だったり、ジャズだったりという分野はカバーしてくれませんから、
早くからCD等を別に聴いて「ヤマハ一色」の世界観にならない工夫が必要です。


<コースについて>
グループレッスンは善し悪しですね。
個人個人で実力差がありすぎると、お互い不幸です。
苦手な子は苦痛。できる子は足を引っ張られる。
ただ、グループだと逃げ場があるので、スパルタ調の厳しいレッスンが苦手なお子様には向いていると思います。
他の友達の音を聴いて、発見もあるかも。

上達したいなら、個人レッスンでしょう。
いい先生にあたるまで、一生懸命さがして下さい。

ピアノを習いたいなら、ピアノ出身の先生を、エレクトーンを習いたいならエレクトーン出身の先生に習って下さい。
ヤマハの方針は、講師はエレクトーンもピアノも教えられるという建前ですが、
言語で言うならバイリンガルです。
母語も外国語も同等に不自由なく扱える人は少ないですよね。

エレクトーンをピアノ出身の先生に習う(あるいはその逆)というのは、その先生にとっての「外国語」を(無理を生じながら)習うということです。
※もちろん、最後は先生の技量にかかっています。出身だからといって・・というケースもあります。


<ヤマハというもの>
音大に行ってわかったことで、あくまで私見ですが。
ヤマハ以外でずっと個人で習ってきた人は、だいたい幼い頃から演奏技術がある、しかしソルフェージュや聴音は別、特に即興的演奏やアレンジが苦手な傾向。
ヤマハ育ちはその逆が多いと、音大時代に感じました。

ちなみに、アレンジセンスは、吹奏楽系の人も強いです(全体に置けるパート感覚をつかんだり)。
ヤマハ育ちはこちらの傾向に近く、これは、教材や教育方法で、小さい頃からノウハウが刷り込まれる効果だと考えています。

逆に、みっちり個人ピアノだけで習ってきた方は、苦手な人が多いようです。
音源を聴いていても、ピアノパート以外に関心がなく、アレンジの妙味に気づかなかったり。


みなさんは、とくに学習初期においてはピアノやエレクトーンが「(運指上)弾けるかどうか」に重点をおかれている気がします。
音楽をどう感じるか、特にある程度上達してからは自分の音楽をどのように形にしていくかということも立派な「習う意義・重要な要素」となると思うのですが、いかがでしょうか?

また、ヤマハでは実力がつかない!というご意見もありますが、
それは講師の力量と、生徒との相性によっても大きく変わると思うので、
一概に評価はできません。
私としては、自分ではヤマハが目指すものはだいたい理解し吸収したし、足りないところは個人的に先生を探しまわったり、ヤマハ以外の教室にも行ったり、大学も行ったりして補いました。だから結果オーライ、としておきます。

ご参考になれば。




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