14 人中、8人の方が、「なっとく」のレビューです。
5:コスト感
5:講師
5:授業
5:スタッフ対応
5:教材
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学習者主体の学びに大きな関心が向いています。「島型レイアウト」で行うグループ学習や、ジグソー法など、協働学習の研究・実践も目覚ましい進歩を遂げている様子には、わくわくするものを感じます。
一方で、従来型の「スクール配置」での授業が、そのような要素を採り入れられないわけでもありません。やり方によっては、インタラクションを高め、学習者の活動を引き出すことが可能です。
最近、どちらかと言えば否定的に捉えられがちな「教示スタイル」ですが、考えるための道具である知識を効率よく獲得させる上では、まだまだ捨てたものではありません。
道具が不十分なままでの活動が上手くいかないことは、大学の先生方の悲鳴に似た声からも伺い知ることができます。
また、知識の獲得を効率よく進めることは、活動により大きな時間を配分するうえで大切です。知識がなかったり手順への習熟が十分でなかったりしたら、活動に入ってからも躓きが大きく、その目的とするところに達することができないリスクを高めます。
どちらか一方を選ぶのではなく、長所短所を知った上で、バランスよく使い分けることにこそ、最適解があるのではないでしょうか。協働性を身につけさせる場面と、その前提である知識を備えさせる場面、活動の成果を固定する場面など、それぞれの目的に応じて、ひとつの方法に拘らないことが大切ではないでしょうか。